妊活コラム

不妊治療の方法にはどんなものがある?気になる費用は?

1年間妊娠に恵まれない夫婦は不妊と呼ばれています

コンスタントにセックスを繰り返していれば、自然と妊娠に繋がると思っている人達が多いようですが、実際はそうとは限りません。思うように妊娠に繋がらない夫婦もたくさんいるのです。「不妊」とは、1年間セックスを続けても妊娠に至らない状態のことを指します。また、妊娠するために夫婦で努力することを「妊活」といいます。

まずは乱れた生活習慣を見直しましょう

妊活に励もうと思っている夫婦は、まずは生活習慣を見直してみることをおすすめします。男性も女性も忙しく働いている時代です。生活がかなり乱れていませんか?中でも特に重視すべきは次の2つです。

不規則な食事

食事の時間が決まっていなかったり、食べ物が偏っていたりすると、妊娠しやすい身体から遠ざかってしまいます。色々な食べ物をバランスよく食べ、健康的な身体づくりを目指してみてください。どうしても食事の改善が難しい場合は、妊活サプリを使いましょう。妊活サプリは妊娠に適した栄養を凝縮しています。

身体を冷やしている

おしゃれのために冬でも薄着の女性がいますが、体温が下がると卵子の状態が悪くなってしまうのでおすすめできません。また、冷たい食べ物や飲み物の過剰摂取にも気をつけましょう。冷え性に効く妊活サプリもあるので使ってみるのも良いかもしれません。

本格的な不妊治療にはどんな種類があるの?

生活習慣の改善は最も簡単にトライできる妊活ですが、自力で行う妊活には限界があります。もし、自力では妊娠に結びつかなかった場合は、専門家の協力のもと不妊治療に取り組みましょう。そこで、本格的な不妊治療にはどのような方法があるのかリサーチしてみました。また、それにまつわる費用にもちょっぴり触れていきたいと思います。

タイミング法

自然な妊娠を実現させるためには、排卵日を予測する必要があります。その排卵日を予測して性交渉を行うのがタイミング法です。タイミング法では、血液検査、体温チェック、超音波検査などを繰り返し行うことで排卵日を予測します。気になる費用は、安ければ数千円、高ければ2万円程度です。

ちなみに、超音波検査だけは月1回のみ保険が適用されます。タイミング法での妊娠の確率は5%前後。しかし、妊活サプリメントの活用や生活リズムの改善によって、成功率に差が出てくるようです。

人工授精

人工授精は、採取した卵子に特別な処理を行って、精子を注入して受精させる方法です。人工授精は一回あたり1万円~3万円程度。保険の適用はされないので、自費でチャレンジしなければなりません。人工授精の成功確率は80%前後です。

体外受精

体外受精は、卵子と精子を採取して身体の外で受精させた後、受精卵を子宮に戻す方法です。成功の確率は30%前後といわれています。体外受精の一回あたりの費用は20万円~50万円程度です。体外受精は保険適用外となっています。

顕微授精

顕微授精は、精子の運動量が悪くて卵子まで届かないケースや、卵子の殻が固くて精子が入っていけない場合に採用される方法です。精子を採取して卵子に直接注入します。成功する確率は40%前後です。1回あたりの費用は40万円~60万円前後となっています。

無精子症の治療

男性側の精子の通り道がふさがれている場合に施す治療法です。通り道を作ってあげるだけですぐ妊娠に結びつく夫婦もいます。成功確率は30%前後です。1回あたりの費用は10万円~40万円程度となっています。

勃起障害

男性に不妊原因として多いのが勃起障害です。妊活サプリメントやバイアグラを処方して勃起改善を目指していきます。しかし、勃起不全はメンタルが原因である場合も多いので、必ずしも薬が効くとは限りません。妊娠確率は30%くらいです。費用は数千円ほどですが、処方される妊活サプリの量やチャレンジする期間によってかなり変動してきます。