ミロが妊活に与える栄養メリット
カルシウム
子供の発育に欠かせない飲み物としてお馴染みの「ミロ」ですが、そもそもどんな栄養効果があるのかご存知ですか?ミロは1杯の牛乳と一緒に、一日分のカルシウムの56%を摂取できます。ほとんどの日本人女性はカルシウムが不足しているといわれていますが、カルシウムは筋肉の収縮や伝達、イライラ防止など、とても大切な働きを持っている栄養素です。
妊娠すると、赤ちゃんの骨格形成のために、お母さんの体内にあるカルシウムの30%が使われてしまいます。また、産後は毎日の授乳のために大量のカルシウムが必要になります。出産の前後は、母体からカルシウムが不足しやすい状況であることを覚えておきましょう。
ビタミンD
牛乳1杯とミロで、1日分のビタミンDの63%が補給できます。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素で、カルシウム不足に陥りやすい妊婦さんには欠かせないものです。妊娠してから補給するよりも、妊活時代から十分に摂取しておくようにしましょう。
鉄
牛乳1杯とミロで、1日分の鉄分の39%が補給できます。女性は毎月の月経で鉄分不足になりやすく、また出産後も授乳によって不足しがちです。しかも、鉄分不足は高温期に分泌される女性ホルモンに必要な栄養素でもあるため、鉄分が不足すると子宮内膜が厚くならず、排卵障害や不妊になるリスクも高くなるといわれています。
高プロラクチン血症予防に効果
高プラクチン血症とは
あまり聞きなれない言葉、「高プラクチン血症」。これは乳腺刺激ホルモンの値が高い症状で、そのまま放置してしまうと排卵を抑制して不妊になるリスクが高くなります。プラクチンは、授乳期には乳腺を刺激して母乳の出を良くしてくれます。しかし一方で、無月経や無排卵が続く原因にもなるため、妊活中の人にとってはとても困った存在なのです。原因としては、ストレスや下垂体腫瘍、また抗精神病薬の副作用によるものなどが挙げられます。
ミロが高プラクチン血症予防に効果的
ミロは大麦を発芽させた麦粒を使った麦芽飲料で、成分の麦芽エキスには麦芽糖、ブドウ糖、オリゴ糖などがバランスよく配合されています。麦芽エキスのブドウ糖は精製されていません。そのため、血液中にゆっくりと放出されていきます。麦芽は高プラクチン血症の治療薬として使われることもあるのですが、値段が高いため続けられない人も多いといわれています。しかし、ミロはとてもコスパが良いので、手軽な高プラクチン血症予防法としておすすめです。
豆乳と合わせてイソフラボン補給
ミロの飲み方は牛乳に混ぜるのがメジャーですが、妊活力アップを目指すなら豆乳を混ぜて飲む方法がおすすめです。豆乳は大豆食品の代表選手で、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが含まれています。そのため、妊活中であれば排卵周期を整えるのに役立ちますし、妊娠中に摂取すれば、イライラの防止や肌荒れの予防にも効果的です。
妊活サプリで栄養補給しよう
妊活や妊婦さんに支障がない程度ではありますが、ミロにはカフェインが若干含まれています。元気な赤ちゃんを出産するためには、食べ物に慎重になるのは当然のことですよね。ミロを食生活のサポート役として活用するのはおすすめですが、ミロだけでは妊娠中に必要な鉄分やカルシウムを十分に補給できません。
しっかりと栄養補給をしたいのなら、妊活サプリが効率的です。葉酸は、女性の子宮をふかふかにして受精しやすい環境を作り、不妊改善にも効果があるといわれています。また男性にとっても、精子の質を高める働きがありますので、妊活中はパートナーとともにサプリメントで葉酸を摂取するとよいでしょう。
妊活サプリは無添加のものがおすすめです。そして、妊活から授乳まで長い期間に渡って摂取できるものが理想的といえるでしょう。食べ物を意識しすぎて、妊活中からストレスが溜まってしまうのは大変辛いことです。サプリを上手に活用して、快適な妊活ライフを送りましょう。